紹介患者さんの予約方法には、「初診予約申込書による予約」と、「れんけいネットによる予約」の2通りあります。詳しくは 診察と検査の予約方法 をご覧ください。
初診予約申込書の様式は下記よりダウンロードしてご使用ください。
紹介状(診療情報提供書)の様式は下記よりダウンロードしてご使用ください。
(※この様式に限定しません)
本院は地域の中核病院として、医療機関及び保健・福祉等の関係機関との連携を図り、患者さんの状況に応じて質の高い医療サービスの提供を目指しています。
地域医療部の主な業務
1. 紹介・逆紹介の推進 (前方支援)
紹介患者さんが安心して受診していただけるよう初診予約の受付を行い、地域の医療機関の先生方とのスムーズな連携、連絡の窓口となっています。また、紹介元の医療機関へ提供する診療情報を管理し、病状が安定した患者さんの逆紹介を推進しています。
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
紹介患者数(人) | 6,103 | 6,402 | 6,085 | 5,722 | 5,940 |
逆紹介患者数(人) | 8,356 | 9,307 | 8,646 | 7,330 | 8,404 |
紹介率(%) | 41.5 | 63.5 | 68.5 | 70.6 | 68.0 |
逆紹介率(%) | 56.5 | 92.3 | 97.4 | 90.4 | 96.2 |
2. 入退院支援業務 (退院調整、後方支援)
退院に向け支援が必要な患者さんについて入院時の早い段階から把握し説明に入ります。病棟担当の入退院支援職員が主治医、病棟看護師の他、必要に応じてコメディカルスタッフや地域の医療機関、関係施設等を交えてカンファレンスを行い、在宅療養、転院調整等に向けた支援を行っています。
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
退院支援件数(件) | 1,445 | 1,517 | 1,469 | 1,267 | 1,920 |
3. 入院前説明、外来検査説明業務
入院が決まった患者さんには安心して入院、医療が受けられるように入院生活や治療過程等の説明を行います。また外来で実施するCT、MRIなどの検査内容の説明と実施日までの注意事項等について説明を行っています。
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
入退院支援室説明件数(件) | 4,825 | 4,372 | 4,229 | 3,863 | 4,008 |
4. 医療相談業務
患者支援センターの患者相談窓口では社会福祉士や看護師が診療、入院に関する説明や病気や生活・入院上の不安に関すること、社会福祉の制度に関すること、セカンドオピニオン等の各種相談に応じています。また、かかりつけ医をお持ちでない患者さんについて、かかりつけ医となっていただく地域の医療機関を探す支援も行っています。相談内容によっては各部署の担当者と連携を図り丁寧な対応に努めています。
相談項目 | 平成 29年度 |
平成 30年度 |
令和 元年度 |
令和 2年度 |
令和 3年度 |
外来診療・入院・転院の援助に関すること | 738 | 214 | 368 | 322 | 239 |
訪問看護・介護事業者(ケアマネ等)との連携に関すること | 1,270 | 177 | 337 | 223 | 262 |
介護・療養生活上の問題に関すること | 742 | 148 | 86 | 105 | 43 |
介護保険制度・障害等福祉制度活用に関すること | 349 | 86 | 118 | 88 | 81 |
セカンドピニオンに関すること | 43 | 59 | 55 | 33 | 18 |
かかりつけ医に関すること | 186 | 136 | 178 | 135 | 131 |
医療費・経済上、就労・職場の問題に関すること | 593 | 42 | 41 | 34 | 14 |
職員、病院等に対する苦情 | 25 | 55 | 42 | 22 | 13 |
DV相談 | 6 | 20 | 9 | 1 | 1 |
その他 | 12 | 12 | 91 | 98 | 53 |
精神保健福祉制度に関すること | 1,064 | 473 | 538 | 325 | 582 |
電話診療受付・相談(R2.4.13~) | – | – | – | 1,253 | 655 |
合計 | 5,028 | 1,422 | 1,863 | 2,639 | 2,092 |
5. 地域の医療従事者との連携
(1) 医療連携懇話会
地域医療機関の先生方と本院医師との「顔の見える連携づくり」を目的に毎年開催しており、本院の取り組みやタイムリーな話題を提供し、懇親を深め、連携の推進を図っています。
平成29年度 (第6回) |
日程 | 平成29年7月13日(木)19:30~21:30 |
会場 | ホテルニューオータニ高岡 | |
参加者数 | 地域医療機関等:67名 院内:46名 | |
病院紹介 | 小児科主任部長 辻 春江、 内科主任部長 平瀬 裕章 | |
基調講演 | 金沢大学小児科主任教授 谷内江 昭宏 氏 | |
平成30年度 (第7回) |
日程 | 平成30年6月28日(木)19:00~21:30 |
会場 | ホテルニューオータニ高岡 | |
参加者数 | 地域医療機関等:64名 院内:56名 | |
病院紹介 | 内科主任部長 菓子井 達彦 | |
基調講演 | 千葉大学医学部附属病院副病院長 井上 貴裕 氏 | |
令和元年度 (第8回) |
日程 | 平成31年7月4日(木)19:30~21:30 |
会場 | 高岡商工ビル 2階大ホール | |
参加者数 | 地域医療機関等:55名 院内:70名 | |
病院紹介 | 外科主任部長 堀川 直樹 | |
基調講演 | 金沢大学医薬保健研究域医学系 循環器内科学分野 教授 高村 雅之 氏 |
|
令和2年度 | コロナ感染拡大防止のため、開催中止 | |
令和3年度 (第9回) |
日程 | 令和3年7月15日(木)19:00~21:00 |
会場 | ウイング・ウイング高岡 4階ホール | |
参加者数 | 地域医療機関等:26名 院内:53名 | |
病院紹介 | 神経内科主任部長 根上 利宏 | |
基調講演 | 金沢大学付属病院 病院長 蒲田 敏文 氏 |
(2) 情報交換会
介護、福祉、医療の実務担当者が集いそれぞれの立場から意見を出し合い、情報の交換を行うことによりさらに地域の連携を深めています。
平成29年度 | 1 | 実施日 | 平成29年9月27日(水) |
参加人数 | 65名 | ||
講義内容 | アルツハイマー病について、他 | ||
2 | 実施日 | 平成30年2月14日(水) | |
参加人数 | 31名 | ||
講義内容 | 認知症の症状とその対応方法、他 | ||
平成30年度 | 1 | 実施日 | 平成30年7月2日(金) |
参加人数 | 120名 | ||
講義内容 | 認知症を持つ人を支える地域連携のあり方、他 | ||
2 | 実施日 | 平成31年3月6日(水) | |
参加人数 | 48名 | ||
講義内容 | 摂食・嚥下障害がある患者・家族の支援、他 | ||
令和元年度 | 実施日 | 平成31年7月31日(水) | |
参加人数 | 67名 | ||
講義内容 | 独居で劣悪な住環境にある頚髄損傷患者の退院支援 (グループワーク形式) |
||
令和2年度 | 実施日 | 令和2年7月31日(金) | |
参加人数 | 33名 | ||
講義内容 | 在宅生活における糖尿病の管理について、他 | ||
令和3年度 | (開催中止) |
(3) 高岡市民病院連携医療機関制度の運営管理
登録医療機関からの紹介患者さんを積極的に受け入れるとともに、「かかりつけ医制度」を推進して、病状が安定した患者さんをご紹介いただいた「かかりつけ医」医療機関等へ逆紹介しています。各医療機関には登録医療機関となっていただき、更に連携強化に努めています。(登録医療機関数 249医療機関)
(4) 高岡医療圏地域連携システム「れんけいネット」の運営管理
「れんけいネット」は、高岡医療圏において、情報公開施設(病院)と地域の医療機関(参照施設)との間でインターネットを通じて診療情報(カルテ、検査結果、処方内容、画像など)を共有するシステムで、厚生連高岡病院、高岡市民病院、済生会高岡病院の3病院が公開施設として患者さんの診療情報を公開し情報共有を図っています。また、紹介患者の初診予約の受付、CT、MRI、超音波、骨塩定量の検査予約の受付も行っています。
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
登録医療機関数(件) | 53 | 58 | 61 | 61 | 61 |
診療・検査予約件数(件) | 226 | 264 | 494 | 291 | 338 |
公開同意申請者数(件) | 245 | 176 | 135 | 167 | 146 |
カルテ参照回数(回) | – | – | 1,226 | 1,021 | 755 |
(5) オープンシステムの運営管理
開放型病床(オープンベッド)5床を開設し、高岡市医師会及び射水市医師会の開業医の先生方に登録いただいています。(高岡市医師会65医療機関、射水市医師会8医療機関)
(6) 地域連携パスの運用
本院は急性期病院として緊急性の高い救急医療、重症患者等に対する高度な医療を担当し、急性期病院から回復期、維持期の医療機関を経て早期に自宅に帰れるよう、大腿骨骨折、脳卒中について一連の診療計画(地域連携パス)を作成し、関係する医療機関で共有しています。年3回、計画を作成する病院(本院、厚生連高岡病院、済生会高岡病院)、及び回復期、維持期の医療機関とがスムーズに連携できるよう情報交換を行っています。
(7) 開業医訪問
年2回開業医訪問を行っています。直接訪問させていただき本院の最新の情報をご提供するとともに、本院に対するご意見、ご要望をお伺いしています。
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
訪問医療機関数(件) | 153 | 176 | 171 | 163 | 97 |
(8) 地域医療支援病院の運営管理
本院は、令和元年6月1日付けで地域医療支援病院として承認されました。紹介・逆紹介の推進を図り、紹介率、逆紹介率の管理、医療機器等の共同利用の推進、地域の医療従事者に対する研修会のご案内など情報提供を行うほか、県への業務報告を行っています。
6. 地域住民との交流
(1) 出前講座
市民団体、企業、自治会など地域の皆さんから依頼を受け、本院の医療スタッフが講師となりお伺いし病気や健康に関する講座を行っています。(申込方法等は 出前講座 をご覧ください)
平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
実施件数(件) | 39 | 49 | 32 | 21 | 19 |
参加人数(人) | 1,720 | 1,657 | 1,295 | 484 | 649 |
(2) ふれあい健康フェスティバルの開催
ふれあい健康フェスティバルは、高岡市民病院が地域住民から信頼され、地域の中で親しまれる病院となることを目指し、お笑いトークショー、健康に関する各種チェックコーナー、バックヤード探検など、気づいて、知って、学べる楽しいイベントを通して、皆さんに健康管理意識の向上を図っていただきますと共に、本院が担う役割や機能を知っていただくことを目的としています。
令和元年11月10日(日)に初めて開催され、その後新型コロナウイルスの影響により開催を見送ってまいりましたが、令和4年11月13日(日)、3年ぶりにコロナ禍でのストレスを吹き飛ばすべく、感染症対策を実施した上で、イベントを開催しました。
7. 病院広報
開業医向け「市民病院だよりHeart」、院内職員向け「ティータイム」について、取材、編集、発行を行っています。また、高岡市の広報誌「市民と市政」に毎月「健康ミニ講座」の掲載、年4回の病院の特集を掲載しています。( 広報のページ )