栄養管理科では、「安全で美味しい食事の提供」「患者さんに寄り添う栄養管理」をモットーに日々業務に取り組んでいます。

食事サービス

病院食は治療の一環ですが、入院生活の楽しみでもあります。
残さず食べていただき治療効果が上がるよう、美味しく飽きがこないメニュー作りを心がけています。また郷土料理を積極的に取り入れ、地場産の食材を活用しています。

郷土料理・地場産食材

郷土料理:あちゃら・べっこう・いとこ煮など
地場産食材:ほうれん草・ねぎ・しいたけ・太きゅうりなど

白えびの味噌汁
白えびの味噌汁
ほたるいかの酢の物
ほたるいかの酢の物
べっこう
べっこう
太きゅうり
太きゅうり

アレルギー・嗜好対応

アレルギーで食べられない食材がある方は、管理栄養士が聞き取りを行い代替品で対応いたします。不安なことがあれば病院職員にお声がけください。

給食業務

調理・配膳は専門の給食業者に業務委託を行っています。
院内厨房で調理した食事を温冷配膳車を用い、適温で提供しています。安全で安心な食事提供を行うためにミーティングなどで情報共有しています。

行事食

ひなまつり、七夕、クリスマス、正月料理など

選択メニュー

常食を食べておられる患者さんを対象に週2回(水・金)昼食にランチメニューを行っています。

うどん
うどん
野菜ラーメン
野菜ラーメン
カレーライス
カレーライス

個別対応食

個別食対応

食欲不振で食事が進まない方へ主食の変更やおかずの品数・量の変更、デザートの選択ができるように対応しています。

主食:ごはん、おにぎり、おかゆ、パン、うどん、そうめん
デザート:アイスクリーム、シャーベット、どら焼き

緩和食

緩和ケア病棟に入院されている方には、誕生日のデザートプレート、お蕎麦などのスペシャルメニューを提供しています。

デザートプレート
デザートプレート
天ぷらそば
天ぷらそば

嚥下調整食

常菜、軟菜、5分菜、やわらか食、ミキサー食、ムース食、訓練食を用意し、患者さんの咀嚼嚥下機能に合わせた食事を提供しています。

嚥下調整食()常菜、軟菜、5分菜、やわらか食、ミキサー食、ムース食、訓練食

『日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2021』

訓練食(0J)
訓練食(0j)
ムース食(1j)
ムース食(1j)
ミキサー食(2-1)
ミキサー食(2-1)
やわらか食(3)
やわらか食(3)
5分菜(4)
5分菜(4)

栄養管理

栄養指導

生活習慣病・がん・嚥下障害・低栄養など様々な疾患を持つ患者さんに対して、年齢や生活環境に合わせた栄養指導を心がけています。制限のみの食事ではなく、患者さんの生活の一部となるような食事療法を、患者さんやご家族と一緒に考えながら提案しています。

栄養指導

個別指導
月曜日~金曜日 9~17時
予約制となっております。
栄養指導を希望される方は主治医にご相談ください。

集団指導
定期的に糖尿病教室、透析予防教室を開催しています。
詳細はこちらをご覧ください。

周術期栄養管理指導

現行の栄養指導に加えて令和6年度からがん患者さんに向けた「周術期栄養管理指導」を開始いたしました。手術前から管理栄養士が介入することで術後の早期回復を目指しています。

周術期栄養管理指導

入院患者さんの栄養管理

管理栄養士は病棟担当制となっています。ベッドサイドへ訪問し、患者さんの食事に対する想いを伺いながら、食事の調整や相談に応じています。食事に対する悩みや問題点があれば、主治医・病棟スタッフと共有し、改善を目指します。

チーム医療

管理栄養士はチーム医療にも参画しています。NST(栄養サポートチーム)や糖尿病チーム、褥瘡対策チーム、緩和ケアチームなどの一員です。
他職種と連携しながら、患者さんの食や栄養を支援しています。

チーム医療

  • NST専門療法士
  • がん病態栄養専門管理栄養士
  • 糖尿病療養指導士
  • 腎臓病療養指導士

などの資格を取得した管理栄養士が在籍しています。

栄養食事指導外来

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