診療科の取り組み

診療内容（特徴・特色）

(1)CTやMRIをはじめとした各種画像診断を行っています

当院で施行されたすべてのCT、MRIの検査について、放射線診断専門医が診断レポートを作成しています。薄いスライスの断層画像が得られるトモシンセシスも含めたマンモグラフィ読影も行っています。

また、腹部、頚部、乳腺などの超音波検査を行い、同様に診断レポートを作成しています。また、地域の医療機関からのご紹介を受けて画像検査を行い、診断レポートを作成してお返ししています。同様に骨塩定量検査も行っています。

乳房トモシンセシスと乳腺MRI　乳がん症例

前立腺MRI　前立腺がん症例

(2)動脈塞栓術などのIVRを行っています

IVRの分野では、肝がんに対する肝動脈化学塞栓療法や、消化管出血などに対する動脈塞栓術、CTガイド下の膿瘍ドレナージなどを行っています。

(3)高精度な放射線治療を行っています

当院に設置している治療機器は平成30年7月に導入したElekta（エレクタ）社製のSynergy（シナジー）です。直線加速器を有したリニアックと呼ばれるタイプのもので幅広い治療に用いることができます。シナジーは３次元のCT画像を撮影できる装置（XVI）を装備しており、毎回の治療の際のからだの位置ずれを修正することができます。この技術をIGRT（画像誘導放射線治療）といい、高精度な治療を行えるのが特徴です。また、可視光を用いた無被ばくの体表面光学式トラッキングシステムのCatalyst（カタリスト）を導入しており、体表面の情報を基にしたIGRT（SIGRT）も併用しています。特に、左乳房の照射の際にSIGRTを用いた深吸気息止め方での照射を行い、心臓線量の低減に努めています。

当院では、乳癌や前立腺癌の治療を多く行っています。その他、がんによる痛みなどのつらい症状を緩和する緩和照射も行っており、できる限り早期に治療をはじめられるよう努めています。

外来診療担当表

担当医師

理事・副院長

寺山 昇（てらやま のぼる）

専門領域・得意分野

腹部画像診断、ＩＶＲ

資格・学会

• 日本医学放射線学会放射線診断専門医
• 日本医学放射線学会研修指導医
• 日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医
• 検診マンモグラフィ読影認定医
• 富山大学臨床教授
• 日本腹部放射線学会
• 日本消化器病学会
• 日本肝癌研究会

モットー・患者さんへの一言

わかりやすいレポートを心掛けています。

診療実績